イルカ先生誕生日おめでと〜vvv
記念のリーマンカカイルですv
パラレルお嫌いな方はご覧にならないで下さいね!
途中までラブラブ?ですが、最後意地悪イルカ先生になっちゃいます。
そういうのがお嫌いな方もご覧になられない方がよいかと思われますです・・・。
5/26
<カカシ>
はたけカカシは走っていた。
雨が降る中、傘もささずに全速力で。
今日は5/26。午後11:53。
あと数分で今日が終わってしまう。
どうしても今日中に逢いたくて。
大切な人の誕生日に、顔を見て「おめでとう」を言いたくて。
イルカの家に向かって、はたけカカシは走っていた。
その日は二人っきりでお祝いしよう、と約束していた。
付き合って初めて迎えるイルカの誕生日。
美味しい物を食べて、花を送って、プレゼントも買って。
キスをして、愛し合って。普段より甘くて優しい一日を。
あの人は自分から何も望まないから、心に残る誕生日を共に過ごせたら、と思っていた。
・・・それなのに!!!
一泊二日の急な出張が入ってしまい、お蔭で26日に変わる瞬間も一緒に居れなかった。
予定では夕方には戻れるはずだった。
押して押してこんな時間。
カカシは走った。電車の乗り継ぎの少しの距離も。新幹線の中でも電車の中でも、心の中では走った。
目的の駅に到着して、タクシー乗り場の行列を一瞥して、再びカカシは走り出した。
腕時計の針は11:50を指そうとしていた。
走ればきっと今日中に顔を見て「おめでとう」が言える。
急な出張。予定外の遅れ。タクシー乗り場の行列。一日中降り続いた雨。なんだか今日はついてない。
日中から降り続いた雨は、強さを増してカカシに降りかかる。
「泣きっ面に蜂」とはこのことだ・・・。
途中で花の手配はしておいたから、既にイルカの手元には届いているはずだ。
後は一秒でも早くイルカの許に到着しなければ。
仕方ない。不本意だけど今年はこの身一つでお祝いしよう。
イルカの家が見えてきた。
部屋の明かりはまだ灯っている。
雨で全身ずぶ濡れで、急な出張と走りっぱなしで疲労困憊で、ボロボロでクタクタなはずなのに。
それでもイルカにもうすぐ逢える、と思うと心は元気になった。
逸る気持ちを落ち着かせ、チャイムを押す。
部屋の中で人の動く気配を感じ、鼓動が早くなる。
ゆっくりと扉が開かれ、隙間から部屋の明かりが漏れ出した。
今日が終わるまであと2分。
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イルカ先生お誕生日おめでと〜〜〜(≧▽≦)
時間がなくて考えてたの全部出来なかった・・・。
遅れちゃうけど後日追加しまっス!
拍手ありがとうございました〜vvv
5/26 葉月
<イルカ>
うみのイルカはじっとしていた。
外は雨が降り続き、空気を冷たくさせる。
今日は5/26。午後11:53。
自分がこの世に生まれた日。
あの人は今日中に来ると言った。
だから。
風呂にも入らず、ご飯も食べず、じっと待った。
だって、風呂に入ってる間に来たらすぐ出迎えられないし。
ご飯も用意はしたけど一緒に食べたいし。
カカシが帰って来るのを、うみのイルカはじっと家で待っていた。
今日は二人きりでお祝いしよう、と言ってくれた。
付き合って初めて迎える誕生日。
会社が終わって夕方から会って、週末を二人きりで過ごそうと約束していた。
でも、急な出張が入り、カカシは出掛けて行った。
マメにメールもくれたし、26日に変わる瞬間も電話で話せた。
夕方には戻れるはずだったが、予定が狂って遅くなる、と(T-T)マーク付きのメールが来た。
こう言うとカカシは悲しそうにするのだけど、そんなに今日中に拘らなくても二人で過ごせる時間はたっぷりあるのだから、自分の為に急がないで欲しい。
急な出張で疲れていないはずはないのだから。
それでも今日中に戻ろうと、一生懸命なカカシが愛しいと思う。
愛されてるんだなぁ、と笑みがこぼれる。
きっとあの人は必死で走っているだろう。
日中から降り続いた雨は強さを増していた。
テーブルの上に飾られた花を見る。
カカシから届いた花だ。
忙しいはずなのに花まで手配してくれて・・・。
早くカカシの顔が見たいと思う。
ぎゅっと抱きしめて「お疲れ様」を言いたい。
疲れを癒してたっぷり甘やかせてしまおう。
カカシの愛をすごく感じるから、カカシにも同じ想いを感じて欲しい。
壁に掛かった時計を見ると、針は11:58を指そうとしていた。
その時チャイムが鳴った。
慌ててタオルを持って立ち上がる。
今日が終わるまであと2分。
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イルカ先生お誕生日おめでと〜〜〜(≧▽≦)
非常に遅くなりましたが続きを・・・。
拍手ありがとうございました〜vvv
6/15 葉月
<カカシとイルカ>
「ただいま!遅くなってごめんなさい!」
扉を開くと愛しい人の声が飛んで来た。
その姿はずぶ濡れで、いつもは元気な髪もくったり下を向いている。
「わ!ずぶ濡れじゃないですか!バスタオルじゃないと・・・ぅわっ!」
用意していたタオルでは間に合わない、と踵を返そうとしたイルカの手をカカシが掴み、少し強引に引き戻した。
「待って!そんなの後でいいから聞いて!もう時間がないから!」
カカシは腕時計を一瞥した。
自分の両手にイルカの手を乗せ、軽く握る。
「イルカさん!誕生日おめでとう!遅くなってごめんなさい!今日は一緒に過ごせなくてごめんなさい!」
手も冷たいね・・・ごめんね、と言うカカシの手を、イルカはぎゅっと握った。
そんなイルカを見て、カカシはにっこり微笑んだ。
呼吸を整え、再び口を開く。
「今年は恋人らしい誕生日を送れなかったけど、来年はきっと楽しくてラブラブで忘れられない誕生日をプレゼントするからね。」
「来年も再来年もその先も、ずっとずっと、あなたの生まれた日を、あなたの傍でお祝いさせてね。」
「イルカさん大好き。あなたを何よりも大切に思ってます。愛してます。お誕生日おめでとう。」
カカシが言い終わると同時に、腕時計の針は0分を指した。
「ふぅ〜良かった!間に合った〜!」
「いや。」
「え?」
「間に合ってないですよ。」
ほら、とイルカの指差す先には・・・。
午前0時を2分ほど回った玄関先の置時計があった。
「2分過ぎてる。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・う゛っ。」
おわり
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イルカ先生お誕生日おめでと〜〜〜(≧▽≦)
やっと終われました♪
誕生日から半月以上経っちゃいました・・・f^_^;
ほんとはラブラブで終わりだったんだけど、気が付いたら天の邪鬼イルカ先生になっちゃってた(笑)。
ラブラブで終わりの方は展示室に飾る時に追加しときますv
拍手ありがとうございました〜vvv
6/16 葉月
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イルカ先生のお誕生日記念に作った小話♪
小出しで(というか当日全部出来なくて)拍手に置いてました。
全部終わるまで半月かかったり・・・f^_^;
ご覧頂いた方々本当にありがとうございました〜vvv
↓ラブラブな終わり追加しときましたので良かったらどうぞ〜(^-^)
6/16 葉月