※カカイルのつもりですがイルカカっぽくなっちゃったかも(^-^;
そんなん嫌!って方は回れ右でお願いします・・・申し訳ないっス。

 

 

 

ごほうび

 

 

 

 

 

「カカシ先生・・・最近ビールっぱらになってきてません?」

シャツをたくし上げて腹の肉をムニっと摘みながら意地悪く言うと、カカシ先生は泣きながら窓から飛び出して行った。

「イ、イルカ先生のバカーーー!鬼っ!無神経っっ!!!」

捨て台詞を残して窓は開けっ放しで。

「窓くらい閉めてけよなー。」

オレは窓を閉めて寝た。

それからカカシ先生は家に来なくなった。

暫く逢いません、と律儀にも連絡は寄越したが。

最近は毎日のように逢って半同棲状態だったので、丁度良い骨休めだと思って、のんびり一人の生活を楽しんだ。

 

 

 

 

 

二週間ほど経った夜、突然カカシ先生がやって来た。

オレは風呂に入る寸前で真っ裸。

舌打ちをしながらバスタオルを腰に巻いて玄関に向かう。

扉を開けると、息を弾ませて得意げな表情のカカシ先生がいた。

「イルカ先生見て!5キロ落としました!」

嬉しそうに腹を見せるので、優しく撫でてやった。

臍の周りを指先で。

わき腹に手の平を滑らせて。

腰に腕を回して引き寄せる。

カカシ先生は玄関の一段低いところにいたので、オレの方がほんの少し背が高くなった。

扉が音を立てて閉じた。

「いらっしゃい、カカシ先生。」

少し屈んでキスをした。

いつもと違うカカシ先生の位置が新鮮だ。

頬にもキスをすると、石鹸のいい匂いが鼻に入った。

「カカシ先生風呂上り?」

問いながら首筋にも唇を這わす。

カカシ先生はそれだけで息を乱れさせた。

「風呂上りに体重量って・・・目標届いた、から・・・。」

オレに見せようと急いで来たらしい。

何て可愛いヤツ。

「オレ今から風呂なんですよ。もう一回一緒に入りましょ?」

舌を絡ませて腰を押し付け合いながら風呂場に向かう。

壁にドンドンぶつかって、辿り着くまでえらい時間が掛かった。

 

 

 

 

 

「オレがビールっぱらとか言ったからダイエットしたんですか?」

「・・・うん。イルカ先生に嫌われたくないもん。」

愛いヤツめっ!何ていじらしいヤツっ!

堪らなくなってギューっと抱き締めた。

「ごほうびあげます。」

浴槽の淵にカカシ先生を腰掛けさせて、股間に顔を埋める。

とっくに力を持って震えるそれを口に含んだ。

カカシ先生が息を詰めるのが分かった。

「イ、ルカせんせ・・・。」

声で嬉しがっているのが分かる。

オレの行為に驚いて喜んでる。

オレは口でするのが好きじゃなくて、自分からなんて滅多にしないから。

口の中で大きくなるそれに合わせて、カカシ先生の息が上がる。

上目遣いで見ると目が合って、カカシ先生は口角を上げてニッコリ笑った。

「嬉しい。すごく、気持ち良い・・・。」

うっとり目を細めるカカシ先生を見てオレ自身も固くなった。

口と手で懸命に扱くと、カカシ先生はオレの髪を撫でながら緩く腰を揺らす。

ハッハッと短い息を吐いて眉根を寄せて。

苦しげな表情が婀娜っぽい。

「ダメ、イルカせんせ・・・も、う出る・・・。」

小さく呻いてオレの口の中に吐き出した。

喉の奥に苦味が広がる。

カカシ先生の顔の高さまで腰を上げ、目の前で音を立てて飲み下した。

飲み込むのは初めてだ。

「ごほうび、オマケ。」

チュっとキスをして言うと、カカシ先生は顔を真っ赤にした。

不味くて吐きそうなくらいだったけど、カカシ先生のこんな顔が見れるならまた飲んでもいいかな、と思った。

その後、風呂場でカカシ先生に口でされて。

風呂から上がった後は布団の中で久しぶりのイチャイチャ。

めちゃくちゃ燃えた。

 

 

 

 

 

 おわり

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ぬるいへたれとぬるい鬼とぬるいエロ(笑)。
ちょっとイライラしてる時に作ったらこんなん出ましたー。
最後までご覧頂きありがとうございました〜!

'07/2/28 葉月

 

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